離婚時の住宅ローン名義変更の借換 質問者 Sさん 2018年4月7日
離婚をすることになりました。
住宅ローンは、夫婦で土地と建物のローンをそれぞれ組んでいます。
離婚後は、妻の私が息子(23歳大学生)と一緒に住んでいきたいと思っております。
現在借りている銀行での名義変更を試みたのですが、私の年収の関係で自己資金がな
いと変更ができませんでした。
その為、他行で名義変更を伴う住宅ローンの借換返済を行って行きたいと思っている
のですが、名義変更を伴う住宅ローン借換返済のできる銀行等が見つかっておりませ
ん。
このような相談についても、住宅ローン借り換え相談会で相談できるのでしょうか。
質問投稿先 無料WEB相談
離婚時の住宅ローン名義変更の借り換え 回答者 FP鈴木 美和子
Sさん、こんにちは。
離婚に伴う住宅ローンの名義変更のご相談ですね。
まず、住宅ローンの借り換えについてお答えします。
住宅ローンの借り換えは、原則借り換える前の契約と同じ形態で、新しい銀行で住宅ローンを借り入れる、ということになりますので、新しい銀行であれば、名義を変えて借り換えができる、というものではないのです。
現在の状況では、年収の関係で名義変更ができないとのことですが、まず住宅ローンの借入れができるためには、いくつかの条件をクリアしなければなりません。
住宅ローンの借入条件の審査基準は、
1.年収 2.勤務先、3勤続年数、4、年齢、 5、年収に対するローン返済負担比率、6、延滞履歴の有無
などです。
この中で、5の返済負担率について見ていきます。
この返済負担率がクリアできていなければ、住宅ローンの名義をご自身1人にすることが難しくなります。
返済負担比率は金融機関によって異なりますが、一つの例だと
年収400万円以下であれば住宅ローンの負担が30%以下
年収400万円以上であれば35%以下となります。
<返済負担率の式>
1人で支払う住宅ローンの年間返済額/所得=返済負担率
以上の式で考えていただき、返済負担率がオーバーしない範囲になるように、繰上返済を行って借入額を減らすとか、またはご自身の収入を増やす努力をしていただき、返済負担率を借り換えができる範囲まで下げてみて、金融機関との交渉にのぞんでみるなどしてみていかがでしょうか。
難しい面も多いと思われますが、がんばってみてください。
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