住宅ローン減税と繰り上げ返済 質問者 Mさん 2018年4月12日
繰り上げ返済と住宅ローン減税、どちらを優先させれば良いのかわからない。
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住宅ローン減税と繰上げ返済 回答者 FP鈴木 美和子
Mさん、こんにちは。
繰り上げ返済と住宅ローン減税のどちらを優先させればいいかのご相談ですね。
状況がわかりませんので、一般的な回答になりますが、お答えいたします。
まず住宅ローン減税がどういう制度かと申しますと、住宅ローン減税は年末の住宅ローン残高に対して1%の減税がある制度です。
平成33年12月31日までは、1〜10年目の住宅ローンの年末残高等×1%
が戻りますが、減税の年限度額は40万円です。
つまり、借入額4000万円までが住宅ローン減税を受け取れる枠になります。
なお、認定長期優良住宅や認定低炭素住宅等の場合は減税が年50万円までとなりますので、借入額は5000万円までが住宅ローン減税を限度額まで受け取れる枠となります。
つぎに、繰上返済はどのタイミングで行うといいかというお話しですが、もし、住宅ローン減税を満額で受け取ることができるのであれば、おおよそ金利が1%未満の間は、住宅ローン減税を優先したほうが有利になります。
変動金利などで金利が1%を超えてきたら、住宅ローンを繰上返済していくほうが有利になりますので、その時から繰上返済されていくとよいでしょう。
金利が1%を切っている間は受け取った方が有利ですので(住宅ローン減税が満額受け取れている場合)、10年間金利が1%を切っているようであれば、住宅ローン減税を受け取り終わった後に、まとめて繰上返済されるとよいでしょう。
上記は、保証料など諸費用は考慮していないので、正確にはその他も計算に含める必要はありますが、ご参考にされてください。
住宅ローン減税と繰り上げ返済どちらを優先するべきか、具体例で検証したページがありますので、こちらもご参照ください。
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