繰り上げ返済と住宅ローン減税 質問者 まっちゃんさん 2013年6月22日
初めまして。シュミレーションをお願い致します。
新築購入にいたり、これからどのように返済していくのが1番ベストなのかご教授お願い致します。
新築物件 2800万 頭金1400万 借り入れ額 1400万 期間35年です。
返済は金利0.975% の変動にしようか悩んでおります。
この場合、繰り上げ返済をできる限りして行くべきか、ローン減税が終了してからまとめて返済すべきか、どちらがいいんでしょうか?
繰り上げ返済は年間50万くらいできそうです。
あと固定か変動か悩んでおります。
どの様に返済していくのがベストか教えて頂ければ幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
質問投稿先 無料WEB住宅ローン相談
繰り上げ返済と住宅ローン減税 回答者 FP熊谷
まっちゃんさん、こんにちは。
住宅ローンの返済方法についてお答えします。
繰り上げ返済の注意点で重要なことですが、
当事務所の相談でも、よくありますが、頭金の入れすぎや、繰り上げ返済の支払いすぎで、子どもの教育資金や自動車購入資金が足りなくなってしまい、住宅ローンより高い金利のローンを利用しなければならないというようなご相談を受けることがあります。
住宅ローンだけを考えれば、頭金をたくさん入れて、余裕資金は毎年繰り上げ返済できるに越したことはないですが、大事な時に資金ショートしてしまわないように、今後のライフプランはしっかり計画してみてください。
今回は、手元資金がしっかり準備できているとして、シュミレーションをしていきます。
<毎年50万円繰り上げ返済した場合(期間短縮型)>
年度 | 年末残高 | 住宅ローン減税額 |
平成25年末 | \13,830,000 | \138,300 |
平成26年末 | \13,000,000 | \130,000 |
平成27年末 | \12,160,000 | \121,600 |
平成28年末 | \11,320,000 | \113,200 |
平成29年末 | \10,470,000 | \104,700 |
平成30年末 | \9,600,000 | \96,000 |
平成31年末 | \8,740,000 | \87,400 |
平成32年末 | \7,850,000 | \78,500 |
平成33年末 | \6,960,000 | \69,600 |
平成34年末 | \6,070,000 | \60,700 |
繰り上げ返済軽減額 1、247、332円
住宅ローン減税合計額 1、000、000円
<合計額 2、247、332円>
<住宅ローン減税終了後に500万円(10年分)を繰り上げ返済した場合>
年度 | 年末残高 | 住宅ローン減税額 |
平成25年末 | \13,830,000 | \138,300 |
平成26年末 | \13,490,000 | \134,900 |
平成27年末 | \13,150,000 | \131,500 |
平成28年末 | \12,800,000 | \128,000 |
平成29年末 | \12,450,000 | \124,500 |
平成30年末 | \12,100,000 | \121,000 |
平成31年末 | \11,740,000 | \117,400 |
平成32年末 | \11,380,000 | \113,800 |
平成33年末 | \11,020,000 | \110,200 |
平成34年末 | \10,650,000 | \106,500 |
繰り上げ返済軽減額 1、014、062円
住宅ローン減税合計額 1、226、100円
<合計額 2、240、162円>
今回のシュミレーションでは、2つの差は数千円とほとんど差はないようです。
金利の変化がなければ、手元に残していても損はなさそうです。
もうひとつ変動か固定かという質問ですが、今後の金利上昇をどう考えるかという点で考えると、
基本的には、現在の金利水準は底辺にあるので、金利が上がる前提で計画されることをおすすめします。
今回の計画通り毎年50万円の繰り上げ返済を続けると、16年目に完済となります。
16年以内に金利の上昇があると考えて不安なときには、この範囲内で固定金利を選択されるのがよろしいかと思います。
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