住宅ローン控除と登記持分割合 Eさん 2020年1月13日
はじめまして。2020年7月頃新築住宅取得予定の者です。
土地決済が間もなくで、建物とともに登記持分の設定で迷っております。
住宅ローン控除を最大限活用するにはどうするのがベストでしょうか?
また、フラット35Sで団信3大疾病つけて申し込みしたのですが、失敗でしょうか?
返済方法等でアドバイスあればぜひお願いしたいです。
状況
夫:年収600万、親より贈与1000万円
妻:年収130万以下、扶養に2020年1月より入る、親より贈与1000万円、妊娠できたらいずれ退職予定
土地:1220万円 今のところ贈与分610万円ずつ支払い半分ずつ夫婦共有名義予定
建物:約3000万円 贈与分390万円ずつ支払い、残り夫単独の住宅ローンを組む予定
住宅ローン:フラット35、35年、団信3大疾病つき、13年以後自己資金で1000万程どーんと返済しようと思う(金利1%以上だからコツコツのほうがいいのか?金利がじわりと上がってきていて不安)
勉強不足で申し訳ございません。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
質問投稿先 無料WEB相談
住宅ローン控除と登記持分割合 回答者 FP鈴木 美和子
Eさん、こんにちは。
住宅ローン控除と持分登記のご相談ですね。
まず、住宅ローン控除ですが、奥様が扶養に入られているとのことですね。
住宅ローン控除は、支払う税金がある場合に、その税金が控除されるという仕組みなので、収入が少なく支払う税金が少ない場合は、控除が受けられないということになります。
その点からいいますと、E様のご家庭の場合はなるべくご主人が多い持分をもつとよいと思われます。
ただし、実際に支払う金額に基づいて持分登記することがのぞましいです。
今回、土地は夫婦贈与分610万円づつ支払い、それぞれ50%づつの持分で、こちらは完結すると思われます。
建物ついてですが、夫婦それぞれが、贈与分390万円づつ支払うため、
夫 (3000−妻分390万円)/3000万円=87%
妻 390万円/3000万円 =13%
以上の持分であれば、特に贈与等の問題になることもないかと思われます。
団信の3大疾病をつけたのが失敗かとのご相談ですが、3大疾病のタイプの団信の場合は、通常の団信に比べて0.24%金利が上乗せされます。
3大疾病の保障が必要でないということであれば、通常の団信に切り替えたいと金融機関に申し出れば、受け付けてもらえるのではないかと思われます。
繰上返済のタイミングですが、金利が1%を超えるため、住宅ローン控除(1%)を受け取るより、返済したほうが有利になるかと思われます。
13年を待たずに、適宜返済していったほうが、支払い利息は減ると思われます。
ただし、繰上返済をしすぎてしまうケースもよくありますので、変化するライフプランに合わせた返済計画をたてていくとよいでしょう。
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