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年金収入と自営業の住宅ローン審査　Kさん 　2019年12月8日

宜しくお願いします。

父親名義の実家の建て替えで連絡しました。
父は現在、年金とパートをしている70歳です。

私は個人事業主のため節税で申告額は低く設定しております。

通常の住宅ローンでは難しいと思っておりますが、建て替えの土地を担保にして建て替えするローンなどありますでしょうか？

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　年金収入と自営業の住宅ローン審査　 回答者 ＦＰ鈴木　美和子

Ｋさん、こんにちは。
７０歳のお父さんの住宅ローンのご相談ですね。

一般的な住宅ローンは、７０歳未満の方が対象になっています。
７０歳を超えている場合は、親子リレーローンなどを利用すると、
住宅ローンの借り入れを行えますが、Ｋさん自身が年収が個人事業主で低いということですね。

親子リレーローンは、親子で払っていく住宅ローンになり、子供に債務が引き継がれるため、子供の年齢で借入期間を審査します。

住宅ローンの借入条件の審査基準は、
１.年収　２.勤務先、３勤続年数、４、現年齢、５、返済完了年齢、６、年収に対するローン返済比率、７、延滞履歴の有無
などです。

お父様は、年金とパート収入になり、Ｋさんは個人事業主の確定申告の所得となります。

個人事業主の方は以下のような部分を見られます。
・過去3年分の確定申告書がある
・過去3年間の損益が黒字である
・事業内容が流行に左右されるものや一過性のものでなく継続的に収入が見込める事業である

以上がクリアできていれば、延滞などなければ、年収として親子リレーローンに組み入れられる可能性はあります。

借り入れられる金額は、６の返済負担率がポイントになってくると思われますが、返済負担比率は金融機関によって異なりますが、一般的に年収４００万円以下の場合は
住宅ローンの負担が３０％以下となっています。

住宅ローン年間返済額／収入（お父様とＫさんの年収）＝返済負担率　

金融機関は、安定した収入が今後も得られるかどうかを、審査でみています。
金融機関や住宅ローンによっては、パート収入を安定した収入として認めてくれる場合と、認めてもらえない場合がありますので、審査に出す際には金融機関の選定も大切になります。

上記の２人の収入合算で、Kさんの年齢での借入期間で、建替え費用が足りそうであれば、この借入方法が一番かと思います。
ご質問の土地を担保にしてと言うのは、土地の評価額によるので、評価が高い土地であれば、不動産担保ローンとして利用は可能なケースもあるでしょう。

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