住宅ローン減税と頭金割合 質問者 Tさん 2018年8月28日
3800万円に対して、住宅ローン控除や10年後の繰上返済等も考え、頭金、繰上返済額をどのような形で返済を行えば損をしないかたちになりますか?
条件
@金利0.75%(変動しない前提)
A住宅ローン控除額33万円が上限(所得税、住民税10年間変動しない前提)
B自己資金800万円まで可能
C繰上返済は期間短縮型
お忙しいなか、大変申し訳ございませんがご教示よろしくお願いします。
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住宅ローン減税と頭金割合 回答者 FP鈴木 美和子
Tさん、こんにちは。
住宅ローンを組むにあたり、頭金と繰上返済をどのようにしたらよいかのご相談ですね。
まず現在の住宅ローン減税についてご説明いたします。
今年度の住宅ローン減税は
控除期間10年
1〜10年目年末残高等×1%
(限度額40万円 認定住宅の新築等に該当する場合は限度額50万円)
となっています。
限度額は年40万または50万円になりますが、Tさんの場合は受け取れる限度が33万円とのことですので、住宅ローン減税を最大限活用するための住宅ローン借りれ金額は3300万円までということになりますので、3,300万円を超える借入金額は頭金を入れるなどしたほうが有効になるということです。
住宅ローンの金利は0.75%で変動しないことが前提とのことですので、変動金利をお考えと思われます。
これは住宅ローン減税で1%戻ってくる金額より、支払い利息が少ない、ということになりますので、住宅ローン減税を受け取れている間は、金利が1%以下であれば繰上返済しないほうが有利になる、ということになります。
しかしながら、変動金利タイプには、ご理解のとおり、金利が変動するリスクがあります。
変動した場合は住宅ローンの返済額があがり、支払う利息も多くなっていきます。
Tさんの状況にもよりますが、この変動金利によるリスクを許容できる家計であることが、変動金利を選ぶ場合はとても重要です。
万一の際は、手元にある資金を元本に充てることも考えておくとよいでしょう。
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