海外転勤時の住宅ローンの影響 Dさん 2019年9月25日
本年6月より住宅所得し、妻と共に住み始めましたが、来年1月より海外転勤が決まりました。
住宅ローンはペアローンを組んでおり、今年確定申告にてローン減税を申請する予定
でしたが、12月末に住所移転しなければならず、そもそも受けられなくなるのか、良
くわかりません。
また、ローンはSBIネット銀行を選択しましたが、非居住者には口座は設けない?と
の記載もあり、どうすればよいのか頭を悩ませています。
妻は同伴する事を希望していますが、上記からどうすれば良いのか分からず、ご助言
いただけると幸いです。
。
質問投稿先 無料WEB相談
海外転勤時の住宅ローンの影響 回答者 FP鈴木 美和子
Dさん、こんにちは。
海外転勤によって住宅ローンがどうなるかのご相談ですね。
金融機関名を書いていただいてましたので、私の方で少し確認してみましたが、今回やむを得ない理由なので、住宅ローンは継続可、入金も日本にいるどなたかが口座に入金すれば、そのまま引き落としされることになるのではないかとのことでした。
金融機関に相談してみての判断になりますが、海外居住中に賃貸に出しても、今回のようなやむを得ないケースですと、引き続きの住宅ローン金利で借入続けることが可能なケースもあるようです。
状況等もあり、個別の相談内容にはなりますので、金融機関にご自身で相談されてみるとよいでしょう。
なお、金融機関としては、住所を変更したことは届けてほしいとのことで、一部のサービスが、国内にいないことで使えなくなる、とのことでした。
海外転勤で長期日本を離れることになりました。ローンの返済はどのようにすればいいのでしょうか?(SBIネット銀行)
https://help.netbk.co.jp/faq_detail.html?id=5821&category=132&page=1
なお、ローン減税ですが、こちらは
(1) 新築又は取得の日から6か月以内に居住の用に供し、適用を受ける各年の12月31日まで引き続いて住んでいること。
と要件が書いてありますので、海外に居住している間は減税を受ける事はできません。
奥様が日本に残る場合、奥さまのローン分については、奥さまの税額に対しての
奥様ご自身のローン減税は受けられると思われます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1213.htm
ご主人は日本に帰国した後に、住宅ローン減税の申告を行うことになり、それ以降受け取れるようになると思われますが、住宅ローン減税は、取得した年からの10年間になりますので、たとえば4年後に帰国すれば、残年数は6年間になりますので、ご注意ください。
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