繰り上げ返済と住宅ローン減税 質問者 Hさん 2015年11月22日
はじめまして。藤浪と申します。
住宅ローン控除対象の間は繰り上げ返済は控えたほうがいいのか、自身での計算に自
信が持てずご相談させて頂きたくメールしました。
SBIネットBKで2011年8/25に40000000円借り入れしました。現在残高は33283045円です。
年利率は0.875%変動型です。
2044年2/27に返済終了予定です。
今月遺産を相続し、少し余裕ができたので、年明けに10000000円繰り上げ返済し、
ローンの期間を10年圧縮させるか迷っています。(残金が23287837円になります)
住宅ローン控除のことがあるので元金を減らさないほうがいいのでしょうか。
よろしくお願い致します。
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繰り上げ返済と住宅ローン減税 回答者 FP鈴木 美和子
Hさん、こんにちは。
繰り上げ返済するべきか、それとも控除を受けるのを優先すべきか、の比較のご相談ですね。
平成23年の住宅ローン減税は以下のような要件でした。
控除期間10年 1〜10年目年末残高等×1%(控除限度額40万円)
Hさんの場合、減税はあと6回残っています。
繰り上げ返済を1000万円されるとのことですが、年明けに繰り上げ返済する予定と、減税期間が終わってから返済するパターンで試算してみます。
現在の残債3328万円を、今と同じ金利の0.875%で返済しつづけた場合で比較してみます。
<1.年明けに1000万円を繰上返済した場合>
住宅ローン減税額 約 766,000円
繰り上げ返済軽減額 約 2,074,000円
<合計 約 2,840,000円>
<2.住宅ローン減税終了後に1000万円を繰上返済した場合>
住宅ローン減税額 約 1,279,000円
繰り上げ返済軽減額 約 1,580,000円
<合計 約 2,859,000円>
上記の通り減税終了後に繰り上げ返済したほうが、少しだけ優位になるようです。
しかしながらHさんの場合は変動金利の住宅ローンなので、金利の急な上昇があった際はすぐに繰り上げ返済をするなど気をつけておくとよいでしょう。
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