繰り上げ返済と住宅ローン減税 質問者 Aさん 2016年5月12日
はじめまして、ローンの返済について考えていた時にこちらのホームページを見せていただきました。
とても丁寧に答えてくださっているのを見て私もお願いできないかと相談させてもらいました。
どうかよろしくお願いします。
繰上げ返済かローン控除を10年間受けた後にためておいて一括返済するのがよいか迷っています。
また、繰上げ返済にしてもローン控除が受けられるギリギリの額まで返済し、残りはローン控除が終わった後に全額返済する方がよいのでしょうか。
・平成24年3月23日融資
・2300万円借入
・フラット35固定金利
・平成34年まで1.28% 平成44まで1.98%
・平成34年まで67970円 平成44まで73760円
・35年ローン
・ダブルローン 7【私】対3【妻】
何度か繰上げ返済をし、残金16696365円です。
親から1000万円借りることができ借りようかと思っています。また、貯金350万円あります。
どうでしょうか?
ほかにも必要な情報ありますでしょうか?
質問投稿先 無料WEB相談
繰り上げ返済と住宅ローン減税 回答者 FP鈴木 美和子
Aさん、こんにちは。住宅ローンの繰り上げをするか、控除を全額受け取った後に一括返済したほうがいいかの質問にお答えします。
平成24年の住宅ローン減税は以下のような要件でした。
控除期間10年 1〜10年目年末残高等×1%(控除限度額30万円)
最初の10年間になりますので、Oさんの場合、平成33年までになります。
残債1,669万円に対し、1,000万円繰り上げ返済する場合と、住宅ローン減税受け取り後に1,000万円繰り上げ返済する比較をいたしました。
ご質問の内容でわかる範囲で試算しています。試算結果は参考とお考えください。
住宅ローン減税は全額受け取られているということを前提にしています。
貯金に関しては、Aさんが手元に残しておくべき資金が判断できないため、この試算にはいれておりませんのでご了承ください。
<1.1,000万円を繰上返済した場合>
住宅ローン減税額 約 266,000円
繰り上げ返済軽減額 約 3,170,000円
<合計 約 3,436,000円>
<2.住宅ローン減税終了後に1,000万円を繰上返済した場合>
住宅ローン減税額 約 887,000円
繰り上げ返済軽減額 約 2,370,000円
<合計 約 3,257,000円>
上記の通りすぐに繰り上げ返済するほうが効果が高くなりました。
おっしゃる通り、Aさんの場合は住宅ローン控除が受けられるぎりぎりの期間になる
まで繰り上げ返済してしまった方が有利にはなりますが、手元資金を繰上げ返済しす
ぎてしまうケースも多く、Aさんのご家庭のライフプランに合っているかどうかが、この相談だけでは判断できないところです。
また親から借入金をする場合ですが、そのまま受け取ってしまうと贈与税とみなされる場合があります。
一般の賃貸借と同様に、返済条件、利率、そして返済できなかったときはどうするか等の条件を記載した借用証書を作り、返済はきちんと遂行されているかわかるように、銀行振込みで記録を残すなど、親からの借り入れを受ける場合はご注意ください。
ご自宅に居ながら本格的FP相談サービスが受けられる有料相談であれば、Aさんのご家庭にあわせた適切な繰上げ返済プランや、今後も安心して生活していけるAさんのご家庭のライフプランを詳細にアドバイスいたします。
ZOOM(テレビ電話)を利用した相談サービスなので、ご自宅に居ながら面談と変わらぬクオリティーの相談サービスが受けられます。
通常相談料金33,000円(消費税込)を11,000円(消費税込)でご利用可能なキャンペーンを開催中なので、よろしければZOOM面談住宅ローン相談サービスをご検討ください。
繰り上げ返済と住宅ローン減税 質問者 Aさん
ありがとうございます!
1つお聞きしたいのですが、ローン控除が受けられるギリギリの額にするにはいくら返済すればいいのでしょうか?
とても丁寧に答えてくださったのに重ねて質問すみません。
繰り上げ返済と住宅ローン減税 回答者 FP鈴木 美和子
Aさん、こんにちは、 住宅ローン減税が受け取れるぎりぎりの短縮期間まで繰り上げるのはいくらまで大丈夫なのかというご質問にお答えします。
住宅ローン減税の対象から外れる場合とは、繰り上げ返済で期間短縮をしていくときに、当初借入期間から返済期間が10年を下回る場合などになります。
現段階でいくら繰り上げ返済すると当初借入期間が10年間を下回るか、文面からわかる範囲で推測してみました。
こちらでおおよその試算をしましたところ、親からの借入金1,000万円以外に約220万円ほど繰り上げ返済可能なようです。
あくまで概算の試算になりますので、参考程度にしていただき、必ず銀行に詳細な繰り上げ返済額を確認いただいて、繰上げ実行されてくださいね。
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