消費税増税と住宅ローン減税 質問者 prettyさん 2013年9月18日
現在住んでいるマンションのローンが、2014年9月頃終わる予定です。
将来的には、そのマンションを賃貸に出して、家賃収入を得て、
自分が住むマンションはもう1つ購入しようと計画しています。
ローン返済後、年間300万円〜350万円貯蓄し、
10年後に3000万円〜3500万円のマンションをすべて現金で購入するつもりでした。
ローンを組むと金利を払わなければならないし。
しかし、ふと気づくと、それでは消費税が10%になってしまいます。
ローンを組んで3%程度の金利を払うのと、
消費税を10%払うのとでは、どちらが得なのでしょうか?
また、ローンを組むと住宅ローン減税などの対象にもなりますし……。
現在の年収は1000万円程度です。
ローンを組んでも、返済は10年程度で終わらせたいと思っています。
適切なアドバイスをいただけると嬉しいです。
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消費税増税と住宅ローン減税 回答者 FP熊谷
prettyさん、こんにちは。
ご質問についてお答えします。
まず、消費税についてですが、マンションの建物部分に対して、消費税がかかるので、仮に、マンション価格の半分が建物部分とすると、3、500万円の1、750万円が消費税の影響を受けます。(5%=87.5万円 8%=140万円 10%=175万円)
3、500万円の住宅ローンを10年間 金利3%程度で、支払う場合にかかる利息は、555万円です。
その期間に受けられる来年度以降の住宅ローン減税は、160万円程度なので、この条件では、住宅ローン減税や、消費税などを気にせずに、現金購入をする方が優位と思われます。
ただ、現在の金利水準では、10年固定金利でも、一部の金融機関は1%を少し出る程度で、利用できます。この条件での10年間の利息合計では、180万円程度なので、このぐらいの差であれば、消費税増税分や、住宅ローン減税を考えても、住宅ローンを利用する方が優位になる可能性があります。
このように、借入条件次第で、条件がだいぶ変わってきてしまいます。
数年後の金利状況もどのようになるかわかりませんので、基本は、現金購入を目指しながら、現在のマンションを完済したあと、金利水準が低いようであれば、(目安としては、10年固定で1%前半の場合)住宅ローンを利用することも検討材料に入れても良いかと思います。
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