住宅の建替えをすると、条件に該当すれば助成金の対象になることもあります。
■住宅ストック循環支援事業補助金
この助成金は、
「良質な既存住宅の市場流通を促進し、若者の住居費負担の軽減及び既存住宅流通市場の拡大、耐震化率・省エネ適合率の向上等良質な住宅ストックの形成及びリフォーム市場の拡大を目的とした補助金制度」として、国土交通省の「住宅ストック循環支援事業補助金」が、平成28年10月から開始されました。
この制度は@「良質な既存住宅の購入」 A「住宅のエコリフォーム」 B「エコ住宅への建替え」の3つがあります。
今回はB「エコ住宅への建替え」を行うことで、助成金をうけとれる制度についてご紹介します。
下記の条件を満たすことが必要です。
1〜2全ての要件を満たすこと |
1.耐震性を有しない住宅等を除却した者(予算成立日(平成28年10月11日)の1年以上前(平成27年10月11日以前)に除却したものは除く。)又は除却する者が、自己居住用の住宅として、エコ住宅を建築すること |
補助事業者 |
補助事業者は、次のいずれかに該当する法人又は個人事業主 |
補助対象 |
木造住宅とそれ以外の非木造住宅で適合させる省エネルギー性能が異なります。 また、省エネ性能のレベルと長期優良住宅の認定の有無の組み合わせにより、補助額が変わります。 なお、登録住宅性能評価機関等の第三者機関により、省エネ性能等の証明を受ける必要があります。 建替えについて 除却について 【平成23年以降に発生した災害で被災した住宅の取扱いについて】 |
補助額 |
•省エネルギー性能に応じて定める額(定額) |
限度額 |
•50万円/戸 |
■2.申請できる期間
交付申請第1弾:平成29年2月1日〜平成29年2月28日
交付申請第2弾:平成29年5月1日〜平成29年6月30日
一定額に達した時点で交付申請はストップされます。(事業予算枠:250億円)
交付申請期間以外でも登録は随時行うことができますが、申請書の提出は交付申請受付期間内のみになります。
住宅の引き渡しは平成29年12月31日まで、、補助事業者が申請する事業の完了報告も平成29年12月31日までに完了させる必要があります。
※工事着手前に、補助事業者が申請する「事業者登録」が必要となります。
■3.最大の助成限度額
最大の助成限度額は、1戸につき50万円となります。
■4.対象事業の申請タイプ
対象事業の申請タイプは以下のとおりです。
申請タイプに関わらず、1戸の住宅は1回のみ申請が可能です。
対象事業 |
申請タイプ |
エコ住宅への建替え | D.エコ住宅への建替え(注文) |
E.エコ住宅への建替え(分譲) |
■5.交付の申請は?
交付申請は補助事業者(交付申請者・代表)と居住者(共同事業者)が共同で行います。
申請タイプ |
補助事業者 |
居住者 |
エコ住宅への建替え (注文) |
建築事業者(工事請負業者) |
建築主 |
エコ住宅への建替え (分譲) |
分譲事業者(建築主かつ売主) |
購入者(買主) |
交付申請や完了報告の手続き及び補助金の受領は、補助事業者(各事業者)が代表して行い、補助金は補助事業者に交付され、補助事業者から当該住宅の居住者に全額還元される流れになっています。
受付期間は複数回あり、各期間ごとに交付の決定や補助金の振込が行われます。
■6.補助金の受取に関する取り決めについて
補助金交付申請時に、補助金の受取等に関する取決めが必要になっています。
■7.エコ住宅への建替えの補助額
補助額一覧
(1)非木造住宅・・・トップランナー基準以上
右欄は省エネ性能レベル/ 下欄はその他性能 | 一次エネルギー消費量等級5 トップランナー基準BELS☆☆☆ |
BELS☆☆☆☆ | BELS☆☆☆☆☆ |
---|---|---|---|
下記以外 | 30万円/戸 | 40万円/戸 | 50万円/戸 |
認定長期優良住宅 | 40万円/戸 | 50万円/戸 | 50万円/戸 |
(2)木造住宅・・・省エネ基準以上
右欄は省エネ性能レベル/ 下欄はその他性能 | 一次エネルギー消費量等級4 断熱等性能等級4BELS☆☆ |
一次エネルギー消費量等級5 トップランナー基準BELS☆☆☆ |
BELS☆☆☆☆ BELS☆☆☆☆☆ |
---|---|---|---|
下記以外 | 30万円/戸 | 40万円/戸 | 50万円/戸 |
認定長期優良住宅 | 40万円/戸 | 50万円/戸 | 50万円/戸 |
■8.補助事業の進め方と補助金交付に係る手続きの流れ
事業者の代わりに補助事業者が手続きを代理で請け負います。
事業者は、補助事業者から申請に関して必要書類の依頼があった場合は、随時提出してください。月末締めの翌月審査となるため、遅れるほど交付も遅れていきます。
「注文住宅」の場合と「分譲住宅」の2つのパターンがあります。
<注文住宅:必要となる書類の参考例>
・除去住宅が耐震性を有しないことの証明書類
・エコ住宅の性能証明書、確認済証の写し
・解体工事及び建築工事の請負契約書の写し
・建築主の本人確認書類
・補助事業の実施、補助金の受取に関する規約
・除去住宅の閉鎖事項証明書(消失登記)
・エコ住宅の検査済証の写し
・エコ住宅の登記事項証明書(表示登記)
・建築主の住民票の写し
<分譲住宅:必要となる書類の参考例>
・除去住宅が耐震性を有しないことの証明書類
・エコ住宅の性能証明書、確認済証の写し
・売買契約書及び建築工事の請負契約書の写し
・補助事業の実施、補助金の受取に関する規約
・除去住宅の閉鎖事項証明書(消失登記)
・エコ住宅の検査済証の写し
・エコ住宅の登記事項証明書(表示登記)
・住宅購入者の住民票の写し
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